ENEOSや三菱ケミカルなどが、プラスチックの廃棄物を原油に近い状態に戻し原料として再利用する事業を始める。「ケミカルリサイクル」という手法だ。脱炭素と循環型経済の流れを受けて、かつて普及に至らず埋もれた技術に再び挑む。技術革新をけん引するスタートアップと組みコストなどの課題解決に取り組む。独BASFなど先行する欧州勢を追う。
ENEOSは三菱ケミカルと共同で、廃プラを原油に近い油に戻す設備を2023年度にも稼働させる。同種の設備で国内最大級の年間2万トンの処理を目指す。生成した油は原油やナフサに混ぜ、両社の既存設備でプラスチックに再生すると日本経済新聞が報じています。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78108250S1A201C2TB1000/