マジックと株式投資 その2 出現するという現象

本日は、「ワンツースリー」の1.2.3が並ぶ日です。
日本奇術協会によれば、12月3日は「マジックの日」です。
本日、1月23日は、同じく、ワンツースリーと並ぶ日です。
そこで、本来のマジックの日ではありませんが、ワンツースリーにちなんで、マジック第2弾をお届けします。

真っ白いトランプにいきなり文字が登場するマジックです。
出現という現象です。
観客の皆さまは、あっとおどろいて、中には、念写では?と感動する方もいます。出現は、それだけ、印象のあるマジックです。

さて、今回のマジック。
もちろん、数字の文字のほか、漢字やアルファベット、もちろん絵も出ます。けれど、わかりやすさの点から、4つの数字にしてみました。

マジックは、現象のわかりやすさが、大切です。
素晴らしい技術があっても、複雑な現象だと、観客の皆さまが、首をかしげます。

では、出現という現象をぜひお楽しみください。

マジックと株式投資 その1 出現するという現象

マジックで一番驚く現象のひとつが、何もないところから、突如何かが出現するという現象です。観衆はあまりの一瞬の出来事に驚きます。
けれど、実は驚かせるための準備をマジシャンは、あらかじめ準備しています。

例えば、登場してすぐにマジシャンが何かを出す時は暗かったり、衣装を羽織っていたりします。軽快な音楽と共に何が起こるかわからないというところに、意表を突いて何が出現します。
つまり、観客の皆さんに準備をさせてはマジシャンの勝ちにはならないのです。

ですから、意表を突いて出現させること、そして、そのスピードが速ければ速いほど驚きの度合いは大きくなります。
ここで、大切なことはこれから起きることを観客に悟らせないことです。
何かが出るのだな、と思わせたり、目を凝らさせてはいけないのです。
まさに、意表を突く時こそ絶好の時期なのです。
さて、株式投資ではこの意表を突くということは、どんな意味があるのでしょう?

意表を突くを別の言葉に言い換えると「まさか」となります。
いきなり出現するとは、何もないように思わせて観客に悟られないよう準備して、いきなり出現する、つまり、急なよい材料が出て、株価が突如上昇するようなものです。

株式投資では、悟られないこととは、売買出来高が少ないこと、出来高が少なくなり、人気がなくなっている時こそ、意表を突いていい材料が出れば、株価が噴き上げます。これが株式投資における意表を突いた出現です。