ダンッ、シュッ、ダン、シュッ――。6月19日、東京都北区にある国立印刷局の工場。インクのにおいがたちこめるなかで、渋沢栄一の顔とともに「10000」と書かれた図柄をプリントした紙が次々と機械から刷り出されていた。
7月3日から20年ぶりに発行する新紙幣だ。偽造防止のホログラムを貼り付けて断裁機にかけた後、日銀本支店の金庫へ運び込む。2023年度末時点で45.3億枚が納品され、足元では現行紙幣が出た04年の50億枚と遜色ない量になったと日本経済新聞が封じじています。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO81600050T20C24A6PE8000/