大平正芳通産大臣がもう一つ努力した案件が、大型合併による〇〇〇〇(現・〇〇〇〇)の誕生である。八幡製鉄の稲山嘉寛社長、富士製鉄の永野重雄社長のこの計画に、内田忠夫氏ら当時の著名な経済学者が大反対のキャンペーンを展開した。
事務当局は「国際競争力の観点から合併を急ぐべきだ」との立場だった。大平大臣は説明を聞いて「これはぜひ推進すべきだ」と考え、公正取引委員会の山田精一委員長と直接交渉に臨むことになった。(日本経済新聞より引用)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67293060U0A211C2BC8000/