夕刊ガールの有感アンテナ その19 CoCo壱番屋がインド進出!

こんにちは!夕刊ガールです。
夕刊ガールの有感アンテナ第19回目は「CoCo壱番屋がインド進出!」です。

CoCo壱番屋(通称ココイチ)は、気軽に足を運べて非常にありがたい飲食店です。多種多様なトッピングと手頃な価格で長年愛されています。そんなココイチが、カレーの“本場”インドに進出することが発表されました。

CoCo壱番屋を展開する壱番屋は、三井物産のグループ企業とインドで合同出資会社を設立しました。これを足掛かりにして、2020年をめどにニューデリー周辺に1号店を設け、5年間でインドに10店の出店を目指すようです。また、担当者は「日本式のカレーは本場でも必ず受け入れられる。商機は十分にある。」と語っているそうです。

それにしても、インドです。インドは言わずと知れた「カレーの故郷」であり、本場の国。そのような地域に、あくまでも亜流に過ぎない日本のカレーが受け入れられるのか? その点を懸念する声が、ネット上でも相次いでいます。

しかし実は、日本のカレーは国際的には「和食」と見なされ、インドの「Curry」とはまた別のものです。「日本のカレーは亜流に過ぎない」と先ほど言いましたが、それでも料理は地域毎の独自進化を遂げます。日本式カレー特有の粘りけに富んだルーは、インドではまず見かけることはありません。「カレー」と「Curry」はまったく異なる料理なのです。

また、日本発の飲食チェーン店は国外では「ブランドレストラン」と見なされているようです。外資系飲食店は「大衆的」どころか、ある程度豊かな人々が利用する店であるようです。ASEAN諸国でも、それは変わらず、経済階層を単純に上からアッパー、アッパーミドル、ミドル、ロウアーミドル、ワーキングと分けるのは簡単ですが、新興国ではロウアーミドルとワーキングの間に絶大な差があります。もちろん、数が多いのはワーキングクラスです。

日本の飲食チェーン店が想定する客層は、ミドルクラス以上の人々です。国民平均よりも豊かな層にリーチできれば、採算は確保できます。巷の屋台や食堂で出される「本場のCurry」と競争する必要はありません。以上の理由から、CoCo壱番屋がインドで成功を収める可能性は十分にあるようです。

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