こんにちは!夕刊ガールです。
夕刊ガールの有感アンテナ第49回目は「東京はどうだった? 世界の都市総合力ランキング」です。
都市戦略研究所は11月19日、「世界の都市総合力ランキング」(2019年版)を発表しました。世界の主要48都市を対象に都市の力を総合的に評価したもので、2008年より実施されています。
総合ランキングをみると、1位は昨年と同じ「ロンドン」。EU離脱国民投票後、経済の「GDP」や「世界トップ500企業」といった指標でスコアを落としましたが、文化・交流は16指標のうち12指標でトップ5位以内に入りました。
2位は「ニューヨーク」、以下「東京」「パリ」と続きました。ニューヨークは経済と研究・開発で1位。文化・交流、交通・アクセスもそれぞれ2位、3位という結果でしたが、外国人居住者は過去3年間にわたって減少傾向にあるようで、国内外の都市へ外国人が流出していることがうかがえます。
東京は五輪開催に向けて、文化・交流分野で昨年よりスコアを上げていますが、「GDP成長率」や「優秀な人材確保の容易性」などで落としました。 「食事の魅力」は高い評価を得ていますが、「美術館・博物館数」や 「ナイトライフ充実度」 はトップ4都市の中では低評価。こうした結果を受けて、都市戦略研究所は 「より魅力ある観光資源の整備が求められる」とコメントしました。
東京について詳しくみると、環境分野では「持続可能性」や「自然環境」の順位は6ランク上がりました。経済分野では、昨年4位だった北京が「政治・経済・商機のリスク」でスコアを伸ばしたため、東京は順位を1つ落とし、居住分野は「働き方の柔軟性」により2ランク、「通勤・通学時間の短さ」で3ランク順位を下げる結果となりました。