信越化学工業会長の金川千尋(かながわ・ちひろ)氏が1月1日午前6時5分、肺炎のため死去した。96歳だった。
金川氏は1950年に極東物産(現三井物産)に入社し、62年に信越化学に転じて欧州や中南米での海外事業を率いた。76年には塩化ビニール樹脂メーカーの米シンテック(テキサス州)の買い取り交渉で社内の慎重論を押し切って完全子会社化した。これが後に国内化学会社トップの収益力の礎となった。(日本経済新聞より引用)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67354430V00C23A1TB1000/