内閣府が20日発表した国民経済計算年次推計によると、官民合わせた国全体の正味資産(◯◯)は2018年末に3457.4兆円と、17年末から2.2%増えた。3年連続の増加により、20年前の1998年末以来の水準に回復した。橋や道路などのインフラ整備が堅調で固定資産が過去最高となったほか、地価上昇が続いて押し上げ要因になった。
◯◯は土地や住宅、工場などの資産から負債を差し引いた総額で、国全体の豊かさを示す。家計や企業、政府などの各部門を合算している。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO54611730Q0A120C2EE8000/