今回のご相談は次のような内容です。
「株式投資暦、一年の初心者です。いつも反省ばかりです。買えば下がってしまい、売れば上がってしまい、自分は株式投資に向いてないのでしょうか。(山梨県、70歳代、女性、主婦)」
投資に向いている人は、多分いません。そして、投資とは孤独で大多数よりも少数の勝ち組が生き残る、実は、過酷な場所です。ですから、まずは投資とは何かを学習することが大切です。株価が上がって利益が出るや、配当金がもらえる、など、いいことだけが注目されます。
けれど、投資にはリスクや危険がいつも隣り合わせです。元本が保証された、リスクがほぼゼロの商品でないものを対象にした場合は、あらかじめ覚悟が必要です。そうした覚悟を頭では分かってはいても、実感できるように投資したつもりになるという姿勢が必要です。
つまり、実際に投資をする前に投資したつもりになることです。そうすれば、さまざまな場面でどうすべきなのか、どうしたらいけないのかという経験が積み重なります。こうした疑似体験をしっかりとノートに記録しておくことで、いざ実際に投資した場合に役に立ちます。投資に向くか向かないかはこうした習慣をつけてから、判断してもいいのではないでしょうか。今日からノートを作り始めるとのことでした。